思考実験:ボロスミッドレンジ
2013年6月7日 TCG全般 コメント (2)結局今週も一人回しする時間すらほとんど取れず。
MTGやりたい時に限って仕事が忙しいような気がするんだけど、逆に仕事が忙しいからMTGしたくなるのかな。
上述のように一人回しすら殆ど出来てない状態なので、以下は落書きだと思って読んで貰えれば。
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思考①:サリアの有用性
2つ前のエントリの秘密にも記載しましたが、現スタンダードにおいて
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》が非常に良いカードだと感じています。
ビートダウン系デッキでの運用を想定すれば
・ほぼ苦手がつくリアニ、ジャンド相手に(特に先手では)非常に効果的
・上記を食う為にメタ上に存在しているビートダウンデッキのうち、非クリーチャーカードの多いバントオーラには効果覿面。《ワームの到来/Advent of the Wurm》が遅れる為セレズニア系にも一定の効果あり。
ブリッツ相手にはさすがに弱いけど、それでもパワー2の先制攻撃は最低限の働きはする。
環境初期から使い続けていたセレズニアでは殆ど採用したことは無かったけど、
あのデッキは構造的に2マナのカードが弱いという要因が大きい。(1マナ→3マナへのジャンプアップが前提)
今のメタゲームなら、むしろこのカードを軸に考えても良いのかなと思ってます。
思考②:ミッドレンジデッキの欠点
話は全く変わりますが。
環境に存在し、大きなインパクトのあったミッドレンジデッキといえば、
ラクドスミッドレンジ、ナヤミッドレンジの2つ。
これらに共通する点の1つとして、強力な3マナ域クリーチャー、すなわち
《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger》、《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》の存在が挙げられる。
言わずもがなこいつらはデッキを組む理由になるくらい強いんだけど、同時にデッキに歪みを生み出す元凶になる。
すなわち、ミッドレンジデッキが陥りやすい、マナフラッドへの緩衝材としての無色土地の投入が非常にし辛くなるという点。
トリプルシンボルを採用しているが故のジレンマは無視し辛く、両立を求めて《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run》を数枚採用したナヤミッドレンジが、3ターン目に《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》を唱えられず負けていく場面を何度と無く見てきました。
はまったら強い、は今のスタンダードだとどのデッキにも当てはまる要素。
お互いはまらなかった時、デッキとして標準以下の動きしか出来なかった時に
土地が有益な働きをするかどうかは、特に長丁場の大会において非常に重要なポイントだと考えています。
プレイヤーの腕を考えれば分不相応な結果を残したセレズニアミッドレンジでも、どのカードが強かったか1枚だけ挙げろと言われたら迷わず《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》を推していました。それくらいこの土地はデッキ全体のパワーを高めてくれるカードだと思ってます。
思考③:上記を前提として
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を前提として考えた場合、一番自然なのは《教区の勇者/Champion of the Parish》デッキ。環境屈指の1マナ域クリーチャーだし、自然と《軍用隼/War Falcon》っていう強い1マナ域も候補になってくる。
更に、人間デッキでシナジー重視を重視すれば3マナ域にトリプルシンボルのクリーチャーを採用しないことがそれほどデッキを歪めない。
優秀な3マナ域の人間は沢山いるからね。
そんな前提で組んだデッキがこちら
土地 25
4《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
4《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
2《処刑者の要塞/Slayers’ Stronghold》
9《平地/Plains》
2《山/Mountain》
クリーチャー 32
4《教区の勇者/Champion of the Parish》
4《軍用隼/War Falcon》
4《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
4《栄光の騎士/Knight of Glory》
1《管区の隊長/Precinct Captain》
4《銀刃の聖騎士/Silverblade Paladin》
4《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
4《炎まといの報復者/Firemane Avenger》
3《士気溢れる徴集兵/Zealous Conscripts》
スペル 3
3《オレリアの憤怒/Aurelia’s Fury》
・炎まといの報復者について
《教区の勇者/Champion of the Parish》とのシナジー、《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》が出ていても3マナでキャスト出来る除去として以外に《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》に意味を持たせたかった為投入したクリーチャー。
ここは多分嘘なんだろうと思う。競合の4マナ域が《荘厳な大天使/Sublime Archangel》、《ガヴォニーの騎手/Riders of Gavony》、《熟練の戦術家、オドリック/Odric, Master Tactician》、《歓喜の天使/Angel of Jubilation》、《軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion》とひしめいてる上、赤マナ事故ったら目もあてられないし。このマナ域は要調整。
力尽きたので今回はここまで。明日のGPTはこのデッキを調整して出ようと思ってます。
コメント
おお、何かと思ったらひみつの関の山、とかけてる訳ですね。